2014.09.23 Tuesday
良い環境を整える
社会化トレーニングのため預かり中の3か月のパピー6匹。
食欲旺盛です。 6匹で一緒に食事をさせると、大慌てで焦って食べ、隣の子のご飯を奪いに行ったり 取られてしまい自分の分がすこしになったり・・・ 「食事をシェアして食べる」習慣よりも、「奪われる前に急いで食べる」習慣をつけ餌への執着が強くなりそうですね。 ですので、1人一皿、落ち着いて食べれる環境も準備します。 奪わないでお行儀よく食べる練習は、その学習が進む環境を設定して練習します。 特定の刺激にキャンキャン吠える子もいます。 一匹が吠えるとみんなで吠えることが習慣化しないように、環境を考え介入もしていかなければなりませんね。
困る行動を習得させない環境設定。 行動を変えるよりも、望ましい行動が出やすいように環境を変える。 数か月間お預かりしていた 保護犬チョコも、新しい飼い主様に出会い幸せに生活しているそうです。 捨てられる犬が悪い犬なのではないのですよね・・・。 犬という動物を、そして自分のところに来た犬の性質を理解して、家族として育てていく努力が必要です。
ご飯を与えて、散歩に行って 都合の良い時だけ振り回していては犬が気の毒です。 私たちが犬育の協力をさせていただいている保護犬達も、過去の事は知ることはできませんが、しっかり性質を見て、社会化トレーニングや必要な場合はリハビリを行い、新しい飼い主の生活環境とマッチするかを見極めてから、もらわれていきます。二度と捨てられることが無いように、犬育てや譲渡に係る人間の責任でもあります。
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